新規就農したいけど……本当に儲かるのか不安!
新規就農してデカく稼いでいる人なんているの!?
農業を始めたい人のこんな悩みを解決するヒントになるかもしれない、型破りな本があります。
それがこちらの本です!
ということで今回は、
「型破りな新規就農本!なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」
というテーマで、農家の僕ナス男が本の紹介をします!
新規就農を目指す方、農業に興味のある方はぜひ読んでください!
「型破りな農業本!なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」
「なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」の著者の清水寅さんは、〈初代葱師〉を名乗るねぎびとカンパニーの代表の方です。
本のタイトルにもなっている、1本1万円のネギ「モナリザ」はとにかく有名で、様々なメディアにも登場している注目の農業者です。
脱サラしてネギ栽培を始め売上を急拡大させた清水さんの経歴や手法は、参考になること間違いなし!
新規就農者や農業に興味のある方は読んで損はない本ですので、ぜひ手に取ってみてください!
この本には農家が真似すべきメンタリティと、真似すべきでない失敗が赤裸々に書かれています。
今回は、真似すべきことと真似すべきでないことをこの本から一つずつ取り上げて紹介したいと思います。
真似すべきこと:栽培の常識を疑うこと!
この本から学ぶべき一番のポイントは、栽培の常識を疑うことです!
このタイミングで~~するのが地域の常識だ!
土寄せや肥料は〇回与えるのが、普通の栽培だ!
どの地域のどの作物にも、栽培の常識がありますが、常識通りに栽培したところで収量や売上は地域の平均から突き抜けることはできません。
- 土質や環境
- 労働力
- 売上目標
- 機械設備や新技術の導入
これらの条件は各々の農家で違うので、常識にとらわれずにオリジナルの栽培を確立しないといけないからです。
著者の清水さんも、ネギ栽培の常識を一から疑ってオリジナルの栽培をすることで売上を急増させています。
- 土寄せのタイミングと回数
- ネギのサイズや品種
- 苗の育苗や培土
- 販路や価格設定
- 肥料や緑肥の独自の工夫
ここでは書ききれないほどの、農家の僕でも聞いたことがないような、独自の栽培を実践されています。
「常識を疑え!」はビジネスでもよく聞くフレーズですが、農業でもよく当てはまります。
常に常識を疑うクセを身に着けたいところですね。
ただし、栽培の常識を疑うためには、まずは栽培の常識を深く理解する必要があります。
やたらめったら常識に反した栽培をしろ!ということではありません。
いきなり始めからかっこつけてオリジナルの栽培方法とかをすると、痛い目を見ます!
白状します。昔の僕です(笑)
清水さんもまずは師匠に習って栽培を始め、ネギに関して常識を深く理解した上で改善をしているはずです。
まずは地域の栽培の常識をマスターしてから、徐々にオリジナルの栽培を目指すのがいいでしょう。
真似すべきでないこと:体を壊すまで働くこと…
学ぶべきことが多い一方で、残念ながら真似すべきでないなと思う所もあります。
それは、体を壊すまで働くことです。
清水さんはビジネスマン時代と同様に、ネギ農家になってからも変わらずに働きまくった結果……
一年目は休みもなく一日20時間、朝か夕方かも分からなくなるくらいまで働いていたそうです!
清水さんは並外れた気力と体力があったから、短期間で成功できたのだと思いますが……
僕はこの働き方はおススメしません。(成功している清水さんに反対するのはおこがましいですが)
他の人がこの働き方を真似したら、確実に体を壊します!
無理をし続けて体を壊してしまったら、通院代や作業の遅れの方が高くつくこともありますからね!
ただし短期で見れば、根性論でしか乗り越えられない時期(農繁期)はどの作物でもあります。
特に新規就農は技術や労働力が十分ではないので、他人より多く働くことでしかカバーできないですからね。
それこそ日の出から日の入りまで畑に出て、終わらなければ徹夜で……
なんてこともあるかもしれません。
詳しくはこちらの記事で。
新規就農して数年は、ワーカホリック(仕事中毒)ならぬ、ノーカホリックにならなければ長続きはしないでしょう。
まとめ
今回は
「型破りな新規就農本!なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」
というテーマで書きました。
とにかく熱量の高い本なので、新規就農の方や農業に興味があるけど悩んでいる方などは勇気をもらえるかもしれません。
今回の記事では内容の全てを紹介できないので、少しでも気になったらポチって読んで見てください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。