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就農する前に確認を!農業で挫折、離農する人の共通点5選

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僕はもうすぐ農業を始めて10年ですが、途中で農業で挫折して離農してしまった人を何人も見てきましたので、

農業で挫折→離農してしまう人の明らかな共通点は簡単に挙げられます。

ということで今回は、

「就農する前に確認を!農業で挫折→離農する人の共通点5選」

というテーマについて、農家の僕ナス男が解説します!

これから農業を始める方や農業に興味のある方に参考になれば幸いです!

記事の内容

農業で挫折→離農する人の共通点5つ

失敗してもとにかく成功するまで続けること!

1,就農計画が甘い人

一つ目は、就農計画が甘い人です。

将来設計をする人のイラスト(男性)

就農する時や融資を受ける時には就農計画を立てるのですが、その計画が甘くて楽観的過ぎると危険です。

農業はとにかく外的な要因を大きく受ける不安定な産業です。

就農計画通りに売上を出すことが難しいので、就農計画は厳しめに立てておかないと、

「農業がこんなに儲からないとは思わなかった…」

「収入が安定しない、思った以上に利益が残らない…」

こんな感じで現実とのギャップに苦しみます!

十分な資金があるにしても、研修をして栽培技術がしっかりあるにしても、
厳しい計画を立てておいてちょうどいいくらいです。

そして厳しくしっかりした就農計画を立てたとしても、その通りにうまく事が進むことはまずありません。

時には就農計画(作物や作型、設備投資)を変更したほうがいいこともあります。

就農計画を柔軟に変更する勇気も時には必要でしょう。

2,金銭感覚が緩い人

2つ目は、金銭感覚が緩い人です。

額の汗をお札で拭う人のイラスト

就農計画どおりになかなか進まないのが農業なので、就農してしばらくは財布のヒモは固く締めておかないといけません。

農業は相場の関係で野菜の価格が暴騰することもあり、予想以上に儲かってしまうという年もあります。

ぶっちゃけ実力がなくても、一年ならめちゃくちゃ儲かってしまうこともあるんです。

しかし、それは相場で儲かったのであって、自分の実力ではありません。

それを勘違いして贅沢散財してしまうと、なかなか元の生活レベルには戻せません。

また簡単に儲かってしまった経験から、農業を甘く見て栽培技術や実力をつけることを辞めてしまう人もいます。

栽培技術を磨くことを辞めてしまえば、落ちていくのはあっという間です。

気象条件が全く一緒の年なんてないのですから。

「一発屋」で終わらないためにも、金銭感覚を普通レベルに保つことは必要です。

お金を散財するのではなく、営農継続のためにお金を使える人が売上を伸ばしていっています。

金銭感覚についての詳しい記事はこちら。

3,栽培技術不足の人

3つめは、栽培技術不足の人です。

栽培は農業経営の基礎土台となる部分で、ここがしっかり固まっていない人はなかなかうまく農業経営がいきません。

僕が言う栽培技術とは、ただ単に栽培を習った勉強したとかではなく、

「どんな気象条件でも、毎年常に量、質ともに安定して出荷できる栽培技術」

です!

安定出荷は、全ての農業においてとても重要です!

安定出荷が出来ないと、お客様からの信用も得られませんし、売上も伸びません。

安定出荷についての記事はこちら。

新しく就農する人が安定出荷ができる農業をするためには、やはり先進農家さんの所での研修することが一番の近道かと思います。

研修に関しての詳しい記事はこちら。

4,サラリーマン感覚が抜けてない人

4つ目は、サラリーマン感覚が抜けてない人です。

農家になるということは、経営者になるということです。

全ての責任を自分で取り、時には一つのミスが破たんのきっかけになるきつい立場です。

それなのに、

「これだけ働いたから、もう働かなくていいか…」

「ちょっと野菜の状態がおかしいような気もするけど…まあなんとかなるでしょ!」

「一作くらい失敗しても、補助金があるし余裕でしょ!」

といった具合で、農業をなめたような感覚の人もいます。(昔の僕のように。)

こういう考えの人は、悪いことは言わないので状況が悪くなる前に農業を辞めた方がいいです。

イメージや楽さを求めて農業をすると、マジで痛い目を見ます!

僕も農業を始めてしばらくは、「雇用されているサラリーマンの方が楽だな」と何度感じたことか…

農家は休めない?休むべきではない? | 就農成り上がりブログ (otikoborenouka.com)

5,成功する前に農業をあきらめてしまう人

5つ目は、成功する前に農業をあきらめてしまう人です。

  • 失敗は成功の元
  • 成功するまで辞めなければ失敗はない
  • 失敗を多くすることが成功の近道

もはやそこら中で言い尽くされた哲学ではありますが、農業でも当然、

失敗は農業の成功の肥やしになります!

最初から順風満帆な農家はほとんどいませんし、どの農家も多かれ少なかれ失敗をしています。

今は先進農家と呼ばれている人だって、失敗続きで苦労していた時があったはずです。

離農する理由は個々で違いますし、仕方がないような理由で離農する人ももちろんいますので、根性論を押し付けるつもりはありません。

しかしもう少しで農業経営が軌道に乗る一歩手前まできているのに、お金や気持ちが切れてやめてしまう人はもったいないなあと感じます。

就農してしばらくはなかなかうまくいかないことも続くかもしれませんが、高く飛ぶための助走期間と捉えて、努力を続けてみてください。

努力を続けていると不思議なことに、農業の見え方や改善案が自然と浮かんでくるんですよね。

想像している人のイラスト(男性)

農業の経験値が貯まれば、農業経営の見え方も変わってくるというか。

僕も就農して数年は、今の農業の閉塞感や売上の限界、価格暴落に絶望して投げやりになっていた時期があります。

しかしナス栽培を覚悟を決めて始めてからは、だいぶ農業に対しての考え方や見え方も変わりました。

根性論になってしまいますが…

まずは辞めないこと、成功するまで続けることが一番大事なことかと思います。

まとめ

今回は、

「就農する前に確認を!農業で挫折→離農してしまう人の共通点5選」

について解説しました。

農業で挫折→離農する人の共通点

1,就農計画が甘い人

2,金銭感覚が緩い人

3,栽培技術不足の人

4,サラリーマン感覚が抜けない人

5,成功する前に農業をあきらめてしまう人

特に5つ目の、「成功する前に農業をあきらめてしまう」のはすごくもったいなく感じます。

僕も日々農業をしていると苦しい時もしょっちゅうありますが、そんな時はSEAMOさんの「Continue」の歌詞をつぶやいて気持ちを立て直しています。

負けたらおわりじゃなくてやめたら終わりなんだよね

どんな夢でも叶える魔法 それは続けること

SEAMOさんの「Continue」から引用

偉そうに書いていますが、僕もまだ農業の成功者ではありません。

目標はまだまだ上にありますし、現状にも満足していません。

農業をContinueするために、僕もまた明日から仕事を頑張りナス🍆

最後まで読んでいただきありがとうございました。