スポンサーリンク

起業したい人へ!農業はおススメできない理由

おススメ記事
スポンサーリンク

「起業したいけど、農業ってどうなんだろう?」

「脱サラして、新規就農して一旗揚げてやる!」

こんな疑問にお答えするために、今回は

「起業したい人へ、農業はおススメできない」

理由について、農家の僕ナス男が解説していきます。

会社のキャラクター(生まれたて)

農業に興味がある方、新規就農者の方はぜひ読んでください!

この記事で分かること

農起業の特徴

農起業のデメリット

農起業はおススメできない!

起業と言っても、いろいろな業界や形での起業があり、農業を始めることも起業に入ります。(農起業)

「誰かの下で働きたくない!起業して、自分の人生を生きるんだ!」

「農業で起業…悪くない!いや、むしろありだ!」

そう思っている方もいると思います。

確かに、

  • 新規就農者は補助金がもらいやすい
  • 就農してからもJAや周りの農家さんから栽培指導も受けられる

ので、他の産業に比べたら生き残りやすいのが農起業の特徴です。

認定就農者の5年以内の離農率は約7%、農業法人の研修生の5年以内の離農率は約35%。

飲食店での5年以内の廃業率は80%とも言われているので、破格の数字です!

地域や国全体で、新規就農者を確保しようとする意図は感じられます。

しかし、農起業を選ぶことはおススメできません!

農起業のデメリットをこれから挙げていきます!

農起業のデメリット①農業は初期投資が高すぎる!

農起業をおススメしない理由の一つ目は、とにかく初期投資にお金がかかりすぎること!

実家が農家で一通りの機械や設備が揃っているなら、

初期投資はほぼなくて済みますが、

全くの一から新規就農だと全部にお金が必要です!

  • 土地
  • 機械
  • ハウス
  • 生活費…

もうどれだけお金があっても足りないくらい!

機械投資の高さについてはこの記事にも詳しく書いています。

温室のイラスト(丸屋根型)

僕もナスのハウスを建ててナス農家になりましたが、

その時融資を受けたのが約2500万!

銀行で印鑑を押すときは手が震えました…

破れた契約書のイラスト(印鑑)

「いやいや、オレはもっと小さい規模で始めればいいじゃん!」

と思われるかも知れませんが、

農業の場合、規模や初期投資小さければ利益が出やすいわけではありません!

適切な規模、適切な機械設備でないと、利益が出ないことがほとんどなんです。

それ以上規模が小さいと、生活費すら稼げない計画書になる可能性もあります

計画書の段階で利益が出ないと、絶対に融資は通りません!

「小さく始める」が起業の基本

ビジネスの新しい企画や起業の常識は、「小さく始める」ことです!

その主な理由としては、

  • 金額の負担も少ない
  • 損切りしやすい
  • フットワークも軽くなる

が挙げられます。

‘小さく始める‘‘ことにはメリットがたくさんあり、まさに鉄則なんです!

小さい会社のビルのイラスト

小さく始めれば、たとえ失敗したとしてもケガは大したことなく済みます。

10万くらいの初期投資であれば、ぶっちゃけ失敗したとしても失うものは10万と自分の時間のみ!

このくらいならかすり傷程度ですよね?

傷を洗う人のイラスト

それに失敗の痛みを糧にして、次の事業に生かすこともできます。

しかし、ある程度~大きな規模で始めてしまうと…

  • プレッシャーがキツイし、
  • 損切りが難しいし、
  • 借金していたら尚更やめにくいし…

ちょっとの傷でも大出血、そのまま致命傷になりかねません!

農起業のデメリット②農業は安定させるのが難しい

農業は自然を相手にする仕事です。

気候条件や災害などの外的要因に大きく影響を受けます。

  • 上手く栽培できても、価格が暴落したり
  • 災害に見舞われて、作物が収穫できなかったり

自分の力だけではどうしようもない外的要因の影響をモロに受けちゃうんです。

自然災害の被害にあった米農家のイラスト

売り上げも安定しにくいうえに、大きな失敗は許されません!

大きな融資を受ける際は生命保険に入るかと思いますが、まさしく命をかけないといけなくなります!

僕も失敗したら、首をくくる覚悟で約2500万を借りてナス栽培を始めました。

農起業のデメリット③新規就農するまでに時間がかかる

農起業、新規就農の準備にはとにかく時間がかかります。

  • 農地の確保
  • 栽培技術の獲得
  • 資金の確保

これらの準備が整ってなければ、始めようにも始められません。

しかし、全て揃うには最低でも2、3年くらい前から動き出さないといけません!

全然気軽じゃない…お試し感覚でできない…

どうしても農起業をしたい方は…

「起業って怖い!でも…それでも農業を諦められない!」

と感じる方は、まずはベランダで何か育ててみることから始めてください!

少量でもいいです。栽培が簡単な野菜からでもいいんです。

トマトでもスプラウトでもなんでもいいので、まずは野菜つくりに慣れることからしてみるといいでしょう。

ベランダ菜園をしてみて、

「もっと農業をしてみたい!」

と強く思えるのであれば、そこから広げていけばいいと思います。

この‘‘小さくお試しで就農する‘‘方法なら、途中で農業を辞めたくなったとしてもすぐに辞められます!

金銭的ダメージは少なくて済みますしね!

‘‘小さくお試しで就農する‘‘流れとしては、

ベランダ菜園→庭先の家庭菜園→市民農園→(半農半X、兼業農家)→農家でアルバイト、体験→研修→就農

こうして段階を踏んでいくことで、いざ本格的に就農した時の‘‘様々なギャップ‘‘に面食らうこともないでしょう。

人生の設計に余裕があるのであれば、この‘‘小さく農業を始める‘‘ルートでもいいと思います!

小さく農業を始めることに関して、詳しく書いた記事があります。

詳しくはこちらの記事で。

まとめ:他の産業の方が起業しやすい!

いかがでしたか?

今回は

「農業で起業はおススメできない!」

というテーマで書きました。

農起業のデメリットをもう一度まとめます。

農起業のデメリット
  • 初期投資にお金がかかる、小さく始められない
  • 農業は売上を安定させるのが難しい
  • 就農するまでに時間がかかる

今ならば、YouTubeのほうがはるかにコスパいいと思います!

ブログのイラスト(ウェブサイト)

YouTubeなら、周辺機器を揃えても初期投資は20万以内で抑えられますよね?

そこからトップYouTuberやトップブロガーなら、月100万~以上の稼げるわけですから、

動画配信のイラスト

コスパめちゃめちゃいいですし、夢があります!

「もうみんなYouTuberから始めたらいいんじゃない?」
とも思います(笑)

しかし!

なんやかんや周りに言われても、それでも農業がしたいのであればぜひ始めるべきです!

農起業は辛いことも多いです。

いや、ほとんど辛いです!

僕も就農当初は「雇われていた方が楽だった!」って何度も思いました!(笑)

ですが、自分で決めた仕事をするのはやりがいがあるってもんです!

人生一度キリだし、今挑戦しないと後悔するかもしれませんからね!

探検家・考古学者のイラスト

覚悟を決めて農業を始めようとしている方!

ぜひ一緒に農業を盛り上げましょう!

僕も頑張りナス🍆

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント