「農業始めるより先に、嫁を見つけろ!」
融資を受ける際。
農政の方との面談の際。
周りの農家さんとの会話の際。
とにかくよく言われるフレーズです!
「そんなもん個人の自由だ!田舎の悪い所だ!」
「結婚しなくても俺一人で農業をしていくつもりだ!」
とイライラした方!
確かにその通りですし、おせっかいではあるんですが…(笑)
農業や田舎の「あるあるネタ」でもありますが、就農して農業を成功させるためには、意外と大事なポイントでもあるんです!
そこで今回は、
「農業より嫁探しが大事!?新規就農を成功させるパートナーの重要性」
について農業で生計を立てている私ナス男が解説します!
- 新規就農の方!
- 農業に興味がある方!
- パートナーと農業がしたい方!
ぜひ読んでください。
メリットは大きく3つ!!!
順番に解説します!
メリット①作業の効率が良くなる!
どんな仕事でもそうかもしれませんが、農作業は特に一人でやると効率が悪いことが多いです。
- 重いものを二人で持つ
- 一人は機械を使って、もう一人は手作業で細かい所を直す
- 一人は現場仕事で、もう一人は事務作業
- 一人は先に帰ってご飯の支度、もう一人はキリがつくまで仕事
という感じで、挙げだすときりがないくらい二人一組での作業の方が効率が段違いにいいんです!
就農してしばらくは農業経営は不安定な状態でしょうし、パートの方も雇えないことも多いです。
なのでパートナーが農業に協力してくれるのであれば、農作業は楽になります!
独りより、二人の方が就農に対しての周りから信頼がある
独りで農業を始めるより、二人の方が周りからの信頼が集まりやすいです。
田舎の人にとってみれば、長くその地域に根付いて農業をしてほしいと思うのは当たり前です。
地域を担う農家に育ってくれたら田舎の地域にとっては貴重ですし、将来その子どもまで就農してくれたらうれしいでしょう。
銀行の立場から見れば、融資をする以上は資金は確実に回収しなくてはいけません。
独りより二人で農業を始めた方が農業をやめてしまう可能性も低くなるので、信用度は上がるでしょう。
農政の方から見れば、始めたからには簡単に諦めない方に農業をしてほしいと思っているはずです。
パートナーがいる人の方が、農業以外の生活面でもサポートがありますし、時には労働力としても計算できるので、信頼は大きくなるでしょう。
周りの農家からみれば、新規就農の方にはぜひ地域の農家の仲間になってほしいと願っているはずです。
おせっかいに聞こえるかもしれませんが、田舎では確実に出会いの数が減るので、就農する前にパートナーを見つけた方がいいとアドバイスするでしょう。
テレビでちょくちょく農家の婚活番組が放送されるくらい、農家になれば出会いの数は減ります。
パートナーの理解は精神的支柱になる!
個人的にはこれが一番のメリットだと思います。
これから農業という厳しい世界に飛び込もうとしている方にとって、自分を理解して応援してくれる人はものすごく貴重です。
というのも、農家は「孤独」と常に向き合っていかないといけないからです。
- 家族で農業経営をするにしても、
- パートさんや従業員を雇うにしても、
- 相談できる仲間の農家さんがたくさんいたとしても、
農業経営に正解はなく、その他の深い悩みまでは相談できないので、独りで悩んで答えを出すしかありません。
思うような農業ができなくて赤字になることもありますし、厳しいことも言われることもあります。
毎日独りで自問自答を繰り返しながら仕事をするので、時には気持ちが折れそうになったり、病みそうになることもあるんです。
そんな時、悩みを打ち明けられて味方になってくれる人がどれだけありがたいか!
パートナーの存在は精神的な支柱になりますし、農業を諦めない力にもなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「農業より嫁探しが大事!?新規就農を成功させるパートナーの重要性」
について解説しました。
少し付け足しておくと、農家は結婚できないわけではありません!
同年代で比べれば、農家は他の職業と比べて結婚している方は少ないというだけで、
結婚している農家さんはしています!
ちなみに僕は…
結婚していませんし、先の予定もありません!(笑)
僕みたいに結婚していない人でも営農は継続できています!
だけど、精神的にサポートがあるというのはいいなあと思いますし、やっぱり憧れは当然ありますよ!
でもまずは目の前のナスの仕事や農業経営を大きくしないとなあ…
ということで、明日からもナスの作業、頑張りナス🍆
最後まで読んでいただきありがとうございました。