こんにちは、ナス男です。
ブラック企業を一年で辞めたのち、今は愛知県でナス農家をしています。
今回は
「野菜泥棒は許さない!○○○○ユー!」
というテーマで書いていきます。
苦労して手間ひまかけて作ってもうすぐ収穫できるって野菜が、おいしいとこどり
で盗まれる…
僕も農家である以上、これはマジで許せない!
農業経営にも関わりますし、人間としても最低です!
ただしこんな時代にはもうあり得ること!
なので、これから農業を始める方や農業に興味のある方にはぜひ知っておいてほしいと思います!
野菜果実泥棒とは
野菜果実泥棒とは、収穫直前の野菜や果実を盗む不届きもののことです!
果実、野菜泥棒の被害が毎年ちょくちょくニュースになります。
狙われやすいのは収穫直前の
- スイカ、
- メロン、
- 桃、
- リンゴなど
高い値段で売られることが多い作物です。
中にはハウスの中まで入ってきて、イチゴを食べていく強者も聞いたことがあります。
切実な問題になってきているので、
近年農家の間でも泥棒に対する対策を考えていかないといけません。
ハウスの野菜ならばカギを閉めたり、監視カメラやライトをつけたりの工夫は出来るかもしれません。
だけど畑の作物はなかなかそれが難しいんです。
対策を立てようにも、全ての畑に柵や監視カメラをつけるのは費用がかかりすぎます。
なので収穫直前に、仲間や部会で夜に畑の見回りをしているところもあるくらい…
こんな非生産的な仕事もやらないといけなくなっています。
犯罪の種類としては、野菜泥棒は何?
野菜泥棒の刑罰について調べると、どうやら窃盗罪にあてはまるようです。
窃盗罪の詳しいサイトはこちら。
ウィキペディア(Wikipedia
出来心か計画的かは知りませんが、
農家の僕からしたら、この罰は正直軽すぎるという印象です…
- どれだけ苦労して、
- どれだけ経費をかけて、
- 生活や人生をかけて、
命を削ってやっと作った野菜たちです。
精神的ダメージがでかすぎます!
立ち直れずに野菜泥棒で農家を辞める人がいてもおかしくないです。
もうここまでくると、害獣被害や病害虫より人間の方がよっぽど怖い…
犯人は同じ農家!?
お金に困っている農家以外の人が犯人…ではない事件もあります!
その、記憶に新しい野菜泥棒がこの事件です。
白菜泥棒の犯人は、まさかの同じ地区のトマト農家だった!
衝撃的でした。
確かにこの年は平均気温が低く露地野菜の価格がものすごく高かったです。
被害があった畑を見に行きましたが、明らかに手馴れているプロの犯行でした。
そう思った理由はこちらです。
- 白菜の切り口が手馴れていて、素人とは思えない
- 一晩で500個以上もの白菜を一気に積み込めるトラックがないとできない
- 大量に盗んだ白菜を売りさばける出荷先がある人は限られる
キャベツや白菜も栽培していた経験があるので、同じ農家の犯行だということはすぐにわかりました。
ただし白菜を作ってもいない農家が一度に白菜を大量に出荷すれば、必ず怪しまれます!
ちょっと考えれば分かることなんですけどね。
案の定、同じ地域の農家が特定されて逮捕…
その言い訳は
「自分のハウスのトマト栽培がうまくいってなかったから」
「価格が高い白菜を市場に持ち込めば高く売れると思った」
…呆れます。
「そんな暇があるなら、自分のトマト栽培を頑張れよ!」
「調子が悪くても、やらなければならないことなんていくらでもあるだろ!」
という感じで、とばっちりを受けたトマト農家さんたちは怒り心頭でした!
全く同じ意見です。
楽して人の野菜盗んで稼ごうとするな!働かざる者食うべからず!
まとめ
どうでしたか?
野菜、果実泥棒はマジで農家に深刻なダメージを与えます。
お金もそうですが、精神的にも…
もう性善説は通用しない、こういう時代になってしまったと割り切るしかないような気がします。
農家も生活がかかってるので、自分たちの商品を守るしかないですし。
僕も他人ごとではないので、いい対策があれば教えてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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