「農業に興味はあるけど、失敗が怖くて踏み出せない…」
「致命的な失敗だけは避けないと…」
こんな就農予定の方の不安にお答えします。
ということで、今回は、
「栽培の致命的な失敗を減らし、農業で成功するための失敗を増やそう。」
をテーマに、農家の僕ナス男が解説します!
新規就農者の方、農業に興味がある方はぜひ読んでください!
致命的な失敗の確率を減らす方法
就農当初は栽培技術や資金がない場合がほとんどだと思います。
なので、栽培に関する初歩的かつ致命的な失敗は避けなければいけません。
初歩的かつ致命的な失敗の確率を下げられる方法を3つ紹介します。
- 先進農家さんの所へ研修に行く
- ICTを活用した農業をする
- 農業日記をつける
です!
①先進農家さんの所へ研修に行く
作物が決まっているのであれば、その地域の先進農家さんの所へ研修に行くことは大きなメリットがあります。
新規就農者や初心者の方が、初歩的で致命的な失敗を避けるためには、
先進農家さんのところに研修に行くのが一番です!
先進農家さんは
- 誰よりもその作物に詳しく、
- 誰よりもその作物で利益を上げていて、
- 誰よりも多く失敗しています。
そして、研修で学んだ栽培技術は資産になります!
作業効率やムダな経費の削減など、コストダウンに直につながるからです。
研修に関する詳しい記事はこちら。
②ICTを農業でも活用する
ICTを農業でも活用することで、失敗の確率は下げられます。
勘に頼った農業ではなく、データを正確に読んで管理することで先進農家さんとほぼ同じ管理ができるからです。
施設栽培の作物の場合、新規就農者の方でも、いきなりトップレベルの反収を採ることも可能です。
ICT農業に関する詳しい記事はこちら。
③農業日記をつける
3つ目は、農業日記をつけることです。
この方法も、勘に頼った農業からの脱却の意味合いが強いです。
日々の考えや仕事内容をノートに書くのも良し、PCに入力するのも良し!
毎日日記を書くという行為の積み重ねが、先進農家と言われるようになる近道です!
農業日記に関しての記事はこちら。
農業は誰でも必ず失敗している!
ここまでは農業の失敗の確率を減らす方法を紹介してきました。
一方で避けられない失敗、成功するために受け入れるべき必要な失敗もたくさんあります。
それは…
さらなる売上アップや効率化のための試行錯誤による失敗です!
断言します。
どれだけ研修しても、ICT農業をしても、農業日記を書いても、
必ず失敗します!
農業は、影響を受ける外的要因が多いからです!(天候や災害、暖冬など)
2,30年農業をしている大ベテランの方でも、1シーズンの中で少なからず必ず失敗しています!
10割打てる野球選手が存在しないように、カンペキなシーズンだった!なんてことはあり得ないんです!
「1勝9敗」でいい
僕の好きな言葉があって、それは「1勝9敗」というユニクロの社長の柳井さんの言葉です。
10回新しいことにチャレンジすれば1回成功すればいいほうで、9回は失敗するものだという意味です。
大企業のユニクロが「1勝9敗」の行動量で失敗を経験しているのと同様に、先進農家さんは失敗の数は半端ないです!
- 手入れをもっと効率よくできないか試してみる
- 水やりの回数や頻度を変えてみる
- 定植の日を変えてみる
- 新しい品種の試験をしてみる
- などなど…
先進農家さんは毎年のように大小さまざまな課題を自分に課して、そしてバンバン失敗しています!
失敗も経験という肥やしになっていけば、それは失敗ではなくなりますからね。
まとめ:失敗は肥やしになる!
いかがでしたか?
今回は
「栽培の致命的な失敗を減らし、農業で成功するための失敗を増やそう。」
について書きました。
就農前の準備段階で避けられる失敗は致命的になることも多いので絶対に避けるべきですが、
一方で農業で成功するために必要な失敗もあります。
どんなビジネス書にも書いてありますが、失敗をたくさんした方が確実に成功に近づいていきます。
農業も正解なんかはなくて、失敗しないと分からないこともありますからね。
過度に失敗を恐れずに、けれども致命的な失敗は避けて。
僕もどんどん試行錯誤して、失敗を重ねて成功を目指しナス🍆!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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